子どもに注意しすぎていませんか?かまって行動のかげに隠れた子どもの気持ちとは

こどもって忙しいときに限って
「ねえねえ」
「はやくこっちきてよー」などと、
かまってほしがることがありますよね。
でもこれがもし、いつも過剰なほどの「かまって」行動として表れている場合は
ちょっと気をつけてみてほしいのです。

「かまって」行動の意味

そもそも「かまって」ほしがる行動は、子どもの成長にとって、とても重要なこと。
親や自分のまわりの大人が、自分を受け入れてくれて、安心を与えてくれるのかどうか確かめているのです。
だから、わざと忙しいときに困らせてみたりする。
また、泣いたり乱暴な言葉遣いをすることもよくあります。
でも、そのかげに隠れているのは
ボクをみて」「わたしをみて
という気持ち。
かまって行動は自分に注目してほしい、自分をもっと認めてほしいというこどもの気持ちの表れなのです。

困った行動は注意しなくてはと思う

でもそんな時、親はやっぱりこどもに困った行動をさせてはいけないと思いますよね。
頑張って子育てしようと思うからこそ、
「今、忙しいの見ればわかるでしょ!」
「そんな言い方はやめなさい!」
「あぶないからダメ!」
どんどん、こどもに注意します。
ルールを教えなくてはいけない、お行儀よくさせなくてはならないと思うからです。

まずはこどもをしっかり認めよう

でも普段から先回りして、なんでもこどもに注意しすぎてしまうと、こどもが自分に自信を持てなくなってしまいます。
だからまずは、こどもの気持ちを認めて言葉にしていきましょう。
例えば、オモチャを散らかしていっぱいになった部屋を見たとき。
「早くかたづけなさい!」
注意してしまう前に
「たくさんのオモチャで遊んで楽しかったかな」
などのような言葉にしてみてください。
その時の気持ちを認め、言葉を積み重ねていくうちに、こどもは大人を信頼し素直になっていきます。

こどもの自己肯定感を育んでいく

自己肯定感という言葉は、最近あちこちでよくきかれるようになりました。
それはやはり、生きていくうえで、この自己肯定感を育むことが本当に大切だからです。


自己肯定感とは、
自分で自分を認められること
自分が自分のままでいいのだと信じられること
どんな自分であっても自分を好きだと思えること
この力があれば、どんな困難にぶつかったとしても立ち向かっていけるのです。

本当に大切なのは自分自身

こどもの自己肯定感を育むために大切なのは、大人からの言葉がけ。
でも、大人自身が忙しすぎたり、ストレスが多かったりする場合は、こどもへの言葉がけに余裕がなくなってしまうもの。
そんなときは、まずは頑張ってきた自分に気づき、自分を認めてあげてください。
そして「こうしなくては」と思いすぎず、他の人をどんどん頼って相談しましょう。
失敗はたくさんしたって大丈夫。
声をあげればあなたを助けてくれる人が、周りに必ずあらわれますよ。


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