お友達とすぐに喧嘩になってしまう。なにかあるとすぐ癇癪をおこす。
お子さんのそんな悩みをもっていたら、ぜひ親子でアイメッセージを実践してみてください。
この記事では、相手も自分も大事にしながら、言いたいことを上手に伝える方法
「アイメッセージ」についてご紹介します。
「アイメッセージ」とは?
「アイメッセージ」とは、自分「I」を主語にして伝えるメッセージのことです。
それに対して、あなた「YOU」を主語にして伝えるメッセージを「ユーメッセージ」といいます。
ユーメッセージで伝えると…
例えば
子どもが連絡もなく、帰りが遅くなった場合
「こんな時間まで、いったいどこで何をしていたの!(あなたは)」
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などのように、怒ってしまうことはないですか。
これは「ユーメッセージ」です。
このように「あなた」を主語にすると相手を責める言い方になってしまいがちです。
一方的に責められると、子どもも
「そんなこと言ったって」と反発しますよね。
アイメッセージで伝えてみると…
これを「アイメッセージ」で言いかえてみます。
「帰りが遅くてとても心配したわ。(私は)これからは遅くなる時は連絡してほしいの。(私は)」
![](https://home-teru.com/wp-content/uploads/2023/10/image-1.png)
いかがでしょうか。
「アイメッセージ」の場合は、その時の自分の気持ちを伝えています。
そうすると、子どもにもこちらの状況が伝わりやすいので、素直に受け入れやすくなります。
子ども同士でも「アイメッセージ」
アイメッセージを使うと、子ども同士のコミュニケーションもスムーズになっていきます。
例えば、お友達が使っているおもちゃを、自分も使って遊びたいとき。
「いつまでもあなたばっかり使って(あなたは)ずるい!
早く貸してよー(あなたが)」
と、ユーメッセージで伝えてしまいがちですよね。
でも、こんな時
「私も、そのおもちゃ使いたいの。
そろそろ交代してくれたら(私は)うれしいな」
と「アイメッセージ」を使って伝えてみるのです。
自分の気持ちを率直に伝えることで、相手も嫌な気持になることはなく、コミュニケーションをとることができます。
![](https://home-teru.com/wp-content/uploads/2023/10/image.png)
自己主張が上手にできる子を育てるために
コミュニケーションの力を育むには、上手に自己主張する力をつけることがとても大切です。
自己主張には3つのタイプがありました。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
→ 子どものためのアサーショントレーニング① 自己主張の3つのタイプとは
自己主張をすると、相手を怒らせてしまうのではないかと思い、言いたいことを我慢してしまう子どもはとても多いのです。
でも、相手も自分も同じように尊重しながら、自己主張していくことがコミュニケーションの力を育むためにはとても大切なこと。
「アイメッセージ」を使った「アサーショントレーニング」
ぜひ親子で実践し、上手に自己主張しながら、生き生きした生活を送っていきましょう。
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