イライラしてこどもをどなってしまい 自己批判をしてしまうママに知っていてほしいこと

こどもが産まれると、本当にうれしいですよね。
とにかくかわいくて、健やかに育ってほしいと願います。
でも、産まれた時はあんなにかわいいと思っていたのに、最近こどもを見ているととにかくイライラする!
そしてついつい、こどもを怒鳴ってしまう。
ああ、私は母親失格かも…なんて思ってしまうことはありませんか?

大人の感覚で子どもをみてしまいがち

なぜこどもをみているとイライラしてしまうのでしょう。

大人同志であれば、ある程度、言葉でコミュニケーションをとることができますよね。
お互いに想像力を働かせることもできるし、相手の状況を推測して行動することもできます。

しかし、こどもは大人に比べると本当に未熟な生き物です。
「想像する」「推測する」「判断する」なんていう高度なことは当然、まだできないのです。

ですが、今はほとんどの家庭が核家族で、兄弟も少ないですよね。
あまりこどもに接する機会がないまま、親になる人も多いのではないでしょうか。

なのでつい、こどもが言葉を話せるようになってくると
大人の感覚でこどもを見てしまいがちになります。

そして

「さっき言ったのにまた同じことをしている」
「こうしなさいと言ったのに私のいうことをちっとも聞かないのだから」
「全くいつまで遊んでいるのかしら」

などと思い、自分の思うように行動してくれないこどもに対してイライラがつのってくるのです。

イライラしてきたと感じたら

こんな時、何よりも大切なことがあります。
イライラを感じたらその感情を感じてはいけないと無理におさえようとしないこと。
大切なのはその感情を閉じ込めるのではなく、イライラしている自分にまず気づくことなのです。

イライラも積み重なると、強い怒りになってきます。

怒りは、私たちの身体に組み込まれている大切なプログラムです。
だから、自分の我慢が足りないから怒りがわくのだとかそんな風に思う必要は全くありません。

怒りはもともと人にとって必要な感情。

そして強い怒りを感じている時は、誰でも理性は吹き飛んでしまうものなのです。


その怒りの感情にまかせて、そのままことばを口にしたり、行動を起こしたりすると
とても攻撃的になってしまいます。

自分でも思いもよらないことを言ったりして、こどもを傷つけてしまうかもしれません。

でもこのような強い感情は、一過性のもの。

数秒から長くても数分たてば収まってきます。

イライラしてこどもに声を荒げそうだと思ったら、トイレに駆け込みましょう。

こどもが見えないところに避難して、深呼吸してまずは落ち着くのです。

自分が余裕をもてていますか

イライラしてしまうのは、自分に余裕がないときでもあります。

睡眠はちゃんととれていますか。

いつも時間がないと思っていませんか。

自分だけががんばらないといけないと思っていませんか。

こどもは本来、色々な人の手をかけて育てられるもの。

だから自分ひとりだけでこどもを育てようとせず、色々な人の力を借りてください。

大変だなぁと思うことを気軽に口に出しましょう。

家族だけでなく、お友達や、近所の人たち。

挨拶やちょっとした立ち話からでも関係は作れます。

特に子育てが少し落ち着いたひと世代上の人たちは、子育ての苦労を知っています。

こどもとお母さんを手助けしたいと思っている人たちは、実はとても多いのです。

自分だけで頑張ろうとせず、味方になってくれる人は身近にたくさんいるのだということを、ぜひ知っておいてほしいと思います。

自分を責めなくても大丈夫

こどもに声をあらげそうになったら、イライラしている自分にまず気づくこと。

トイレに駆け込むなどして、こどもが目に入らないところに避難すること。

普段から周りの人に頼り、自分がリラックスすることを心がけること。

それでも、もちろんイライラしてしまうことはあると思います。

だけど、そんなときも自分を責めないで大丈夫。

あとからこどもに「さっきはいいすぎてごめんね。」とあやまればいいのです。

こどもは大人のそんな姿をみて、大人にも自分にも感情があることを学んでいくのですから。


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