子どもとの会話、一方通行になっていませんか?

こどもと会話するのって楽しいと思うときもあるけれど、一方通行な会話になっていると感じている人も多いのではないかと思います。

今日は、私が発達障害のある子にレッスンしている「会話の課題」についてをお話します。

会話のやり取りの基礎

まず知的な遅れがある子の会話は、自分のしてほしいこと(要求)からはじまるという子が多いです。「ちょうだい」「やって」
などですね。

例えばお菓子をほしがっていそうなときはまず
「ちょうだい」と言葉に出すことを促し、それが言えたら
「はいどうぞ」とお菓子を渡します。

そのうち、子どもは絵本を見たりしながら、指差しをして物の名前を言うようになります。
「リンゴ」「ライオン」などのように。

またそのころは絵を指差しながら、名前をおしえてと動作で要求してくることが多くなるでしょう。

そのときに、子どもから
「これなあに?」
と言わせるように促します。

「これなあに?」
「リンゴだよ」
というように。

いつも子どもをみていると大人は、しぐさや顔をみるだけでなにを要求してきたのかすぐわかりますよね。
でも、そこで大人が物分かりよく
「りんご」
と答えてしまうと、子どもは自分で言葉を発しなくても要求が通ってしまうのだと学んでしまいます。

言葉が出るようになった子どもに対するときは
要求を、自分できちんと口にだしてもらうことが大切です。

相手のことにも目をむける

その後、もう少し言葉の発達が進んでくると
「どの果物が好き?」
などの問いかけに
「りんご」
と答えることができるようになってきます。

そうしたら今度はこどもに
「せんせいは?」
と、私に聞くように促します。

子どもが
「せんせいは?」
と聞くことができたら
「先生が好きな果物はミカンだよ」
と、ミカンを指さしながら答えます。

すると多くの子どもは、ここでにこっと笑顔になるのです。
はじめは自分が聞かれる立場だったのが、今度は自分が聞く立場に変わる。
ここで、こどもは自分が主体となって会話をするという体験をします。
その主体的な問いかけに大人が答えてくれたことがうれしいと感じるのです。

子どもとの会話は楽しさを大切に

知的な遅れや発達障害のある子どもには、会話についてもこのようにひとつひとつ丁寧に教えていく必要があります。

でも、実は基本的な部分はどの子どもにも大人にもあてはまることではないでしょうか。

逆に大人の立場でまとめてみると

・大人が子どもにしてほしいことはきちんと言葉にして伝える。
・大人が子どもにしてほしいことだけをいうのではなく、子ども自身のことに興味を持つ。
・子どもと大人、立場を逆転させてみる。

そして一番大事なのは、型どおりにするのではなく会話を心から楽しむこと。

こんなことを注意してみるだけでも、子どもとの一方通行な会話は減ってきます。
参考になったでしょうか。ぜひ試してみてくださいね。


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