最近「マインドフルネス」という言葉がよく聞かれるようになってきました。
マインドフルネスとは、仏教(禅)の伝統から発展した概念で、集中力や注意力が高まる、こころのトレーニング方法です。
この記事では、マインドフルネスの意味とその効果についてご紹介します。
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マインドレスの状態
私たちは普段、常に何かを考え、何かをしていますよね。
特に現代は情報があふれ、目まぐるしさにあふれています。
すると、将来の不安、過去の出来事の後悔など、寝ても覚めても考えがぐるぐると頭の中を駆け巡るようになってしまいます。
それは、心がここにない「マインドレス」の状態といえます。
マインドフルな状態
これに対し、マインドフルとは、「いま」の自分に集中できている状態のことです。
いま、どんな呼吸をしているのか
いま、どんな音を聴いているのか
いま、どんな香りがしているのか
五感を研ぎ澄ませて集中することによって、「いま」の自分の状態に気づいていきます。
余計な刺激に振り回されず、心を、いまに集中させているのが「マインドフル」な状態です。
マインドフルネスの効果
マインドフルネスを実践することで得られる効果はたくさんあるのですが、その中でも代表的な3つをご紹介します。
① 集中力の高まり
マインドフルネスの練習を積み重ねることで、日常生活でも、高い集中力を発揮することができます。
感情に振り回されることがなくなるので、適切な判断ができたり、物事を理性的に考えられるようになります。
②リラックス効果
呼吸を整えることによって、リラックス効果が得られます。
自律神経が整い、過度な不安やうつ感情を感じにくくなります。
③身体的効果
マインドフルネスを行うのに、重要な姿勢。
姿勢をよくし、呼吸を整えることで、身体も健康に、強くなっていきます。
思考と距離をとるプラクティス
考えがぐるぐると頭の中で駆け巡っていることを、思考の反すうといいます。
そうすると、思考で作り上げられた悲観的な現実を「本当の現実」ととらえてしまい、気分が沈み、バランスのよい対応がとれなくなり、状況がますます悪化してしまいます。
マインドフルネスは、自分の思考と距離をとるプラクティスなのです。
実践を続けていくことで、自分の考えにとらわれすぎず、客観的にみることができるようになっていきます。
そのために大切なのは、日々の練習。
生活の中にマインドフルネスを取り入れることで、いつも自分の状態に気づき、心穏やかな生活を送っていきましょう。
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