初めての場所が苦手な子の対応策

はじめての場所に行くのがとても苦手というお子さんも多いと思います。
とても困りますよね。
私がそんなお子さんにどう接しているか、お知らせします。

初めての場所が苦手な子は不安を感じやすい子

はじめての場所にいくのが苦手な子の心の中は、いつも不安でいっぱい。
身体の感覚も、とても過敏です。

それは危険をはやく察知できるようにセンサーがonになっているから。
その場所が安心できる場所なのか、安心できる人がいるのか全身でチェックしています。
そして、少しでも危険の気配を感じるともうそこには近づきません。

無理は禁物、「安心だよ」というメッセージを

そんな子にはじめて会うときは、こちらも細心の注意をはらいます。
どうしても教室に入れないときは、まずは私が建物のそとに出ます。

そして、その子ではなくお母さんとお話をするのです。
その子にとって安心できる存在である「お母さん」
そのお母さんと話をしている私を、自分の味方だと思ってもらうためです。

そして落ち着いたらゆっくり、教室に誘導していきます。

安心の経験が苦手さを和らげていく

はじめての環境が苦手という子、過敏な子は言葉も上手に話せない子が多いのです。
だから自分の気持ち、感じている不安感をあらわすことができない。
このようなときには、
「心配してるんだね。でも大丈夫だよ。」
というメッセージを、言葉と態度の両方で伝えることが大切です。

その態度とは
「笑顔」
「おちついた声」
「ゆっくりした動作」など。
ことば以外の情報はとても重要です。

そして
「ここは大丈夫」
という安心感が積み重なることによって、初めての場所に対する苦手さが緩和されていくのです。


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