どう伝えたらわかる?子どもがわざといたずらをするとき

先日、あるお母さんから、お子さんのことで相談をうけました。

最近、わざと悪いことをしてみようとしたり、ふざけたりしていうことをきかないとのことです。

できるようになったということ

こどもが大人を困らせるようなことをすると、自分の育て方が悪かったのではとつい思ってしまいますよね。

でもそれは、大人からしてみれば困った行動にみえるけど、成長して悪いこともできるようになったのだということでもあります。

こどもはできることが増えてくると万能感を持ち始め、人と関わることも楽しいと思うようになり、積極的になります。

そして、このころはまだやっていいことといけないことの理解ができていないので、困らせるような行動も多い。

たとえば、人の髪を引っ張ってしまったり、思い通りにならないと物を投げてみたり。

でもこんな行動が出たときこそチャンス!
本人には悪気があるわけではないのです。
ただ、自分の気持ちをどうあらわせばいいのか知らないだけ

「感情」について伝えること

ここで必要なことは

・そのときの子どもの「気持ち」を推測し共感を伝えること、
・でも、その行動で相手がどういう「気持ち」になったのかを理解できるように伝えること

「感情」について教えることができるチャンスです。

行動のもとになっているのは多くの場合「感情」です。
人は、その「感情」をコントロールして、他者とコミュニケーションをとっていく。

そもそも「感情」がわからなければ、コントロールをすることもできないですよね。

伝わりやすい方法を考えて伝えていく

わたしの生徒さんには、ことばの理解がゆっくりな子もいます。

でもわからないからといって教えなければ、本当はどうしたらいいのかを学ぶことはできません。

だから、表情、声のトーン、子どもとの距離、身振り、その子によってどうすれば伝わりやすいのかを考えながらしっかり「ことば」にして伝えていっています。

そしてそれは一回言ったからといって伝わるわけでもありません。
繰り返し伝えていくことが大切です。

地道な努力を繰り返すこと。
見えづらいかもしれないけれど、あきらめずにアプローチし続けていれば、かならずこどもは成長していきます。


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