最近は、介護についてのご相談をお受けすることが増えてきました。
介護の大変さも人によってちがう
介護の大変さも人それぞれです。
親御さんと同居している場合もあれば、遠くはなれて住んでいる場合もある。
また、ご兄弟がいる場合や、こどもが自分ひとりしかいない場合など。
状況が違うともちろん悩みの内容も違ってきます。
でも最近ご相談をうけたみなさんに共通していたのは
「自分がもっとなんとかしなくちゃ」
と頑張りすぎてご自分が疲れ果ててしまっていることでした。
介護サービスを利用している人も多いのですが、それでもなかなかうまくいかないという話もよく聞きます。
ケアマネさんなど、支援者の方に相談しているものの、なぜかしっくりこない。
自分の大変さは全く変わらないと感じている方が多いのです。
よくお話をきいてみると、支援者の方に、要介護者である親のことは相談しているけれど、ご自分のことを話しているという方はほとんどいませんでした。
相談するときのポイント
相談をするというのは意外と難しいのです。
はじめて会った人に、短い時間で状況をわかってもらうのは本当に大変です。
このような時大切なのは、まず「感情」と「事実」をわけて頭の中を整理すること。
そのうえで今後、
・自分の親にはこれからどんな生活を送ってほしいのか
・親自身の希望はどんなことなのか
・そのために今、自分でできることはどんなことがあるのか
・自分のできる範囲はどこまでで、その他のことはなにを誰に頼ればいいのか
など、ひとつひとつ問題をとりだしてクリアにしていきます。
自分の気持ちを率直に話してみる
そうしたうえで支援者の方に少し時間をとってもらい、率直にお話してみるのがいいのではないかと思います。
その時に大事なのは、自分の気持ちにも焦点を当ててお話すること。
「こうなればうれしい」とか、「今はこのような点を残念に感じている」などのようにです。
相談をするのが大切なのは、介護でも子育てでも同じです。
自分ひとりだけでなんとか頑張ろうとするよりも、多くの人に助けてもらい、見守ってもらうことがお互いの幸せにつながるのではないかと思います。
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