子どもがすこやかに成長するためには、IQ(知能指数)だけでなく、EQ(感情指数)も重要な役割を果たします。EQは、感情の認識、コントロールする力、コミュニケーションのスキルなど、こころの能力を表します。
そして、EQを高めていくためには、マインドフルネスのプラクティスが効果的です。
マインドフルネスとは
マインドフルネスとは、いま現在に集中して意識を向け、その状態をありのままに感じるプラクティスのことです。
少しむずかしく感じるかもしれませんが、マインドフルネスを実践すると、ストレスが軽減したり、集中力がアップするなど様々な効果が得られます。
ここでは、子どもにも楽しめる、EQを高めるためのマインドフルネスの方法をお知らせします。
静かにすわって深呼吸
子どもたちに深呼吸の大切さを教えましょう。呼吸に集中することは、どこでも、だれにでも簡単にできるマインドフルネスのプラクティスです。
静かな場所で、ゆっくりと息をはき、すう練習をしていきましょう。
はじめは、たった一回だけでもいいのです。
「息をすって、はいている」とそのことに気づいていくことからはじめましょう。
音をきいてみよう
静かな部屋で、音に集中してみましょう。
カチカチとなる時計の音、外を通る乗り物の音、鳥の鳴き声、風の音
普段気がつかないような、いろいろな音が聴こえてきます。
何の音かを考えるのではなく、音が聴こえたよと、そのまま受け止めて感じてみましょう。
香りを楽しんでみよう
果物や、野菜、花や木の香りを感じてみましょう。
息を吸い込んで鼻に入ってくる空気に集中します。
普段、意識することのない香りに意識を向けると、自然と呼吸も深くなっていきます。
集中することで、気持ちにはどんな変化があったでしょうか。
マインドフルネスはEQを育てる第一歩
マインドフルネスを実践すると、自分が今何を感じていて、どんな状態なのかに気づくことができるようになっていきます。
自分を理解すること、また、考えにとらわれることなく、自分を客観的に観察できるようになること。それは、EQを高めていくための大切な要素です。
子どものころから、五感で感じることを意識し、マインドフルな状態を体感していく。
その体験は、しなやかで強い心をつくっていくことができるでしょう。
日々の生活にマインドフルネスの実践を取り入れ、小さな幸せをたくさん積み上げていきましょう。
思いやりのある子に育てるための
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