お友達とすぐに喧嘩になってしまう。なにかあるとすぐ癇癪をおこす。
お子さんのそんな悩みをもっていたら、ぜひ親子でアイメッセージを実践してみてください。
この記事では、相手も自分も大事にしながら、言いたいことを上手に伝える方法
「アイメッセージ」についてご紹介します。
「アイメッセージ」とは?
「アイメッセージ」とは、自分「I」を主語にして伝えるメッセージのことです。
それに対して、あなた「YOU」を主語にして伝えるメッセージを「ユーメッセージ」といいます。
ユーメッセージで伝えると…
例えば
子どもが連絡もなく、帰りが遅くなった場合
「こんな時間まで、いったいどこで何をしていたの!(あなたは)」
などのように、怒ってしまうことはないですか。
これは「ユーメッセージ」です。
このように「あなた」を主語にすると相手を責める言い方になってしまいがちです。
一方的に責められると、子どもも
「そんなこと言ったって」と反発しますよね。
アイメッセージで伝えてみると…
これを「アイメッセージ」で言いかえてみます。
「帰りが遅くてとても心配したわ。(私は)これからは遅くなる時は連絡してほしいの。(私は)」
いかがでしょうか。
「アイメッセージ」の場合は、その時の自分の気持ちを伝えています。
そうすると、子どもにもこちらの状況が伝わりやすいので、素直に受け入れやすくなります。
子ども同士でも「アイメッセージ」
アイメッセージを使うと、子ども同士のコミュニケーションもスムーズになっていきます。
例えば、お友達が使っているおもちゃを、自分も使って遊びたいとき。
「いつまでもあなたばっかり使って(あなたは)ずるい!
早く貸してよー(あなたが)」
と、ユーメッセージで伝えてしまいがちですよね。
でも、こんな時
「私も、そのおもちゃ使いたいの。
そろそろ交代してくれたら(私は)うれしいな」
と「アイメッセージ」を使って伝えてみるのです。
自分の気持ちを率直に伝えることで、相手も嫌な気持になることはなく、コミュニケーションをとることができます。
自己主張が上手にできる子を育てるために
コミュニケーションの力を育むには、上手に自己主張する力をつけることがとても大切です。
自己主張には3つのタイプがありました。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
→ 子どものためのアサーショントレーニング① 自己主張の3つのタイプとは
自己主張をすると、相手を怒らせてしまうのではないかと思い、言いたいことを我慢してしまう子どもはとても多いのです。
でも、相手も自分も同じように尊重しながら、自己主張していくことがコミュニケーションの力を育むためにはとても大切なこと。
「アイメッセージ」を使った「アサーショントレーニング」
ぜひ親子で実践し、上手に自己主張しながら、生き生きした生活を送っていきましょう。
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