保育園などに子どもを預けるとき、保護者が最も心配することの一つに「事故や怪我への心配」があります。
最近は送迎バスの中に子どもが残っていたなど、心配になるような事故も報告されています。
この記事では、保護者が安心して子供を保育園に預けるための対策と、保護者自身ができる事故防止対策について書いていきたいと思います。
保育園の安全対策の確認
まずできることとして、保育園が安全基準をどれだけ遵守しているか、施設内の安全対策や緊急時の対応策を確認しましょう。
保育所等については、令和5年4月1日より安全に関する事項についての計画(以下「安全計画」という。)を各施設において策定することを義務付けることとなりました。
(保育所等における安全計画の策定に関する留意事項等について 子ども家庭庁)
施設での安全の取り組みについて、入園時等に保護者に向けて説明があるはずです。
保護者も子どもを預けている園の様子を、自分事として知っておくことが大切です。
事前に緊急時の対応を確認する
緊急時、保育園がどのように事故や怪我に備えているか、その対応を理解しておくことも大切です。園から保護者への連絡手段や、具体的な処置がどのように行われるか確認しておきましょう。
また、緊急時に、保護者側ではどのような対応をとるのか、事前に話し合っておくことも大切です。
もし自分たちがすぐに対応できない場合に、誰かお願いできる人がいるかなども確認しておきましょう。
安全教育の重要性
保育園が子供たちにどんな安全への意識を高める教育を行っているかを確認しましょう。子供が事故を未然に防ぐ知識を身につけることで、保護者も安心感を得られます。
家庭内でも、子どもに対し、安全のための教育を心がけてみましょう。
さわってはいけないものを教えたり、一緒に歩く時に気をつける点を伝えるなど、生活の中でできる対策はたくさんあります。
怪我に対する対応
もし、怪我などの事故が起きた場合、保育園が保護者に対して、率直かつ迅速に、情報を伝えることが重要です。そして保護者は、感情的にならず、何が起きたのか正確な情報を把握することが大切になります。
また子どもは、小さな怪我を経験しながら危険について学んでいきます。園によっては、わざと転ぶ練習をしてみたり様々な取り組みをしているところもあります。ちょっとした怪我であれば、必要以上に過敏にならずに、あわてずに対応してください。
保護者から園へ、日々の子どもの変化など、こまめに連絡しておきましょう。
親の目線と保育者の目線はちがうものです。情報が共有されることで、大きな事故や怪我を防ぐ手立てにもなりうるのです。
園のイベントへの積極的な参加
普段から保育園のイベントや安全対策に積極的に参加しておきましょう。そうすることで、保育園の安全への取り組みを実感できます。また、先生たちとのコミュニケーションも深まり、お互いに安心感が増します。
まとめ
保育園での事故や怪我を防ぐために重要なことは、園と保護者とのコミュニケーションを深めることです。
保育園での安全対策に、保護者自身も積極的に関わることで、安全に対する取り組みを共有し、信頼関係を築いていってください。
大切な子どもたちを、保護者と園が、お互いに協力し合い連携しながら、しっかり守っていく。
そのために、普段から積極的に、こまめにコミュニケーションをとることを、ぜひ心がけていってくださいね。
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