すぐ怒る子がいると、まわりも大変です。でも、実は子ども本人も、怒ったあとイヤな気分になっているはず。
すぐ怒らなくてもすむように、「感情のコントロール」ができるようになるといいですよね。
子どもが自分でできる「マインドフルネス呼吸」の方法をお知らせします。
①怒っているときの身体の状態
怒りはもともと「自分の大切なものが脅かされている」と感じている時の身体からの信号です。
だから、イライラしてくるとまず身体に変化が起こります。
だんだん、呼吸が速くなってきます。
顔も険しくなり、身体に力が入り始めます。
心臓もドキドキしはじめます。
②まずは深呼吸を3回
そんな時はまず、深呼吸を行いましょう。
その時に、肩ももちあげてストンとおろします。
そうして、身体に入っている力を少しずつ抜いていくのです。
イライラした気持ちも一緒にはきだすつもりで、フーっと息を大きくはきだしましょう。
③怒っている気持ちを観察する
イライラした気持ちは、ただ押さえつけるだけではまた爆発してしまいます。
まずは怒っている自分に気づくこと。
そして、「怒っているな」と感じることです。
「怒っている気持ち」を感じたまま、息を吐いていきます。
怒っている気持ちを「よしよし」となだめてあげるつもりになるのもいいかもしれません。
ゆっくり何回か、繰り返していきましょう。
「怒っている気持ち」はどうなったでしょうか。
だんだん小さくなり、もしかしたらいつの間にか消えているかもしれません。
まとめ
「怒り」という感情も、本来は自然なものです。
ただ、その気持ちが長引いたり、爆発したりしてしまうと、身体にも大きな負担がかかります。
マインドフルネスは、身体の状態に注意を向け、呼吸で気分を整えられる方法です。
この方法を身に着けられれば、もう「怒り」を感じても大丈夫。
普段から大人もマインドフルネスを実践することで、感情のコントロールの力を育んでいってくださいね。
参考
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