いくら言ってもいうことを聞かない子ども そんな悩みが解消する「家族ディスカッション」のすすめ

「子どもが全く言うことを聞かない」という悩みは多くの親の共通するものですよね。


しかし、この悩みを解消するために、とても効果的な手段があるのです。

今回は、「家族ディスカッション」を取り入れることで、子どもとのコミュニケーションがとてもスムーズで楽になる方法をご紹介します。


言うことを聞かない子どもに対処するために、家族での会話の場を取り入れましょう。

子どもが言うことを聞かなくなるのは、自我が芽生えてきた証拠。


そんな時、大人が頭ごなしに言うことを聞かせようとするのは子どもの成長にとって逆効果です。

「家族ディスカッション」とは、定期的な家族の話し合いの場です。


家族全員が対等に話し合う機会を、子どもが小さいうちから取り入れてみましょう。


話し合いの場を生活に取り入れる理由は、家族が共通の目標に向かい協力することを学ぶためです。

それは、子どもが様々な問題に向き合うことができるようになるということでもあります。

あるテーマについて、お互いの気持ちや意見を話し合うと、コミュニケーションの機会が広がりますよね。

また話し合いを重ねることで、お互いがどんな考えや想いを持っているのかがわかってきます。

こうした経験は、小さいうちから、自分の意見を率直に伝える訓練にもなります。


そして大人と対等な立場で話し合いをすることで、たとえ意見を言ったからといって、必ずしも自分の思う通りになるわけではないということを学んでいく機会にもなるのです。


ではその「家族ディスカッション」
具体的にはどのように進めていったらいいでしょうか。

まず、日にち、時間、話し合うテーマを決めます。


例えば
「犬の散歩についてみんなで考えよう」
「部屋をいつもきれいにするためにはどうしたらいいか」
など。

話し合いの時に大切なのは、家族全体でのコミュニケーションを対等なものにすること。


子どもたちの意見や感情が受け入れづらいものだったとしても、まずは真剣に受け止めましょう。


子どもの意見をすぐに否定することは避け、尊重する姿勢を示しましょう。

そのうえで、大人も自分の意見をはっきりと伝えてください。


対等な立場と言うのは、決して子どもに迎合することではありません。


「お母さん(お父さん)はこう思う」とアイメッセージを使い、きちんと伝えてください。

アイメッセージについてはこちらの記事でご確認ください
子どものためのアサーショントレーニング② 親子で実践したいアイメッセージ

そうした話し合いをしてもなかなか結論がでないということも少なくないと思います。


でも、そこであきらめないでください。
また何度でも話し合うこと。
話し合ったことは決してむだにはなりません。

お互いの考えに耳を傾けていく。
そのうえでどちらかが無理強いするのではなく、お互いが譲れる部分と譲れない部分をすり合わせていくのです。

これは、人とのコミュニケーションを構築するための、とても大切なスキルです。


何度も話し合いをし、反復練習することによって、ぜひその力を育んでいってください。


子どもが言うことを聞かなくなってきたと感じたら、「家族ディスカッション」導入のチャンスです。


「問題解決にむけて対等な立場で話し合うことの大切さ」を伝えてあげてください。

そのためには、日ごろから大人同志の間でも、話し合いの機会があることが重要です。


毎日少しずつでも会話を心がけ、家族みんなが、それぞれを思いやる時間を積み重ねていってくださいね。


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